一大事因縁とはこのことでしょうか。
先日、私の中学・高校時代の友人が福岡県知事選挙に立候補し、現職相手に果敢に選挙運動を展開、微力ながら応援しておりました。今回の県知事選挙において、原田環境大臣には福岡地区選対本部長として多大な支援をいただきましたが、結果は残念ながら落選。ただ、その最中に頂いたご縁が今日の面談でした。
選挙期間も終盤にさしかかった頃、原田大臣の辻秘書官らと共に、柳川市の高橋商店の高橋努武社長を訪問しました。高橋社長はJCの大先輩で、『マツコの知らない世界』でも取り上げられたかの有名なユズスコhttps://yuzusco.com/SHOP/325455/list.htmlの製造元です。柳川市の観光協会会長もなさっておられるので、いろいろなお立場もある中、高橋先輩は私達が武内候補を応援する思いを真摯に聞いてくださいました。雑談の中で、遡ることひと月程前、私が柳川市内にある創業支援拠点「KATARO base 32」でSDGsのセミナーを受けた話になり、仏教にもお詳しい高橋先輩の度量に甘えて、さらに話のついでに仏教とSDGsが非常に親和性が高いこと、現在、超宗派でSDGsについての取り組みを始めていることなど思いに任せて喋ってしましました。
その様子を傍から見ていた辻秘書が「ぜひその話を大臣に直接してください」と言われビックリ。もちろん一旦はご遠慮申し上げましたが、改めて本当にそうした機会を設えていただけるとのことでしたので、私が共同代表をしている「SDGsおてらネットワーク」のメンバー(松嶋亜紀子姉、清水谷勇哲師)に声をかけ、さらに同じ宗門で仏立ミュージアムの館長を勤められている長松清潤師(横浜・妙深寺のご住職)にもお越しいただき、浄土真宗鹿児島別院の広報担当である山崎弘純氏、先日まで Climate Youth Japanのマネージャーを務め、5月からは岡山で地域おこし協力隊として派遣される新荘直明さんにも加わっていただいての訪問となりました。
冒頭、ひと月ほど前に大臣が愛犬「福くん」を亡くされたとのことで、大臣室に飾られてあった肖像の前で供養をさせていただきました。環境省内で御題目の声が響いたのは初めてのことだったかもしれません。大臣にも大変喜んでいただきました。
その後、7月に開催を予定している「仏教×SDGs de 地域創生セミナー」の企画内容を説明しつつ、なぜ仏教こそがSDGsに取り組む必要と意義があるのかについて、またこれまでに行われてきた各宗・各団体のSDGsへの取り組みなども改めてご紹介させていただきました。
続けて、仏立ミュージアムで現在行われている「不都合な真実展 併催 仏教と環境展」(http://www.hbsmuseum.jp/exhibition/index.php?c=exhibition_view&pk=1541475071 )について、長松館長からご説明。すると、来月11日に京都で行われるIPCCに大臣もお越しになるとのことで、「ぜひ立ち寄らせてもらいたい」とのありがたいお言葉をいただきました。
大臣から直々に「お坊さんたちがよくぞ声を上げてくださったと、涙がでるほど感激している」というコメントを頂き、一同ますます活動に取り組む気持ちに拍車がかかった次第です。国務大臣でありながら気さくで親しみやすいお人柄のおかげで、終始和やかな雰囲気で会談させていただきました。また、その場を設えてくださった秘書官の皆様にも心から感謝申し上げます。