超宗派の僧侶の方で構成される寺院活性化研究会の主催で、表題のセミナーが小寺にて開催されました。きっかけは昨年一年間にわたって受講した「未来の住職塾」(松本紹圭さん主宰)の最終講義で寺業計画書を発表した折、聴講に来られていた卒業生の神崎修生さん(浄土真宗本願寺派)からお声かけ頂いたことです。会場の提供だけでなく私自身も登壇するという事態に最初は戸惑いもありましたが、精一杯させていただくことにいたしました。

寺院活性

当日は大阪、広島、山口や九州各地から宗派を越えてたくさんの住職方はじめ寺院関係者の皆様にお集まり頂き、こんなことは小寺始まって以来のことです。
最初に真宗大谷派で寺院活性プログラムを開催されている 中西無量さんから、「お寺の使命づくりの大切さ」をテーマに講話をいただきました。小寺信徒も聴講していたこともあり色々とご遠慮もあられたようですが、ご宗派の縛りもある中で何とか檀家の方々に向き合おうと苦悩される姿が伝わって来ました。

光薫寺

続いて小寺の取り組みをありのままにお話しいたしましたが、勢い余って少々時間をオーバーしてしまって、グループディスカッションの時間を省略せざるを得なくなり、大変ご迷惑をおかけしました。何とか救いだったのは随喜転教部の部長としてご奉公いただいている安永欣史さんが自身の思いを切々と語っていただけたことです。なぜ、ご信心に励むのか、なぜ人を助ける菩薩行にがんばるのか、佛立宗のご信者らしく飾らずに等身大の言葉でお話下さったのが、恐らく一番伝わったのではないでしょうか。

光薫寺

会の最後では、百聞は一見にしかずというこで、ホンの20分程度でしたが皆さんとともに本堂で御題目口唱ができました。他宗派のお坊さんたちが声をそろえて御題目を唱えて下さるなんて、本当にありがたい体験をさせていただきました。

光薫寺

また去年一年間、住職塾6期生熊本クラスで共に学んだ 松嶋亜紀子さん、清水谷勇哲さん、松尾晃月さんも駆けつけてくださったおかげで本当に心強く、落ち着いて話すことができました。

小寺にとっては背伸びしたチャレンジングな企画でしたが受けさせていただいてこちらの方が学ぶことが多かったように感じます。改めまして、主催された寺院活性化研究会の森下恵王さん(日蓮宗)、柴原祥三さん(臨済宗)、氷室崇元さん(曹洞宗)、 神崎修生さんと当日ご来寺いただいた皆様に感謝申し上げます。